■ヲの知識

こないだ仕事で為替について事細かに説明しました。
隣に居たリーダーが「詳しいねぇ」と感心したように言ってました。
あいまいに笑ってやりすごしました。


うちの会社でキャッシュバックキャンペーンをやってて、そのお金を為替で送りますという内容だったの。
で、お客さんが為替なくしたから再発行してくんない？っていう内容だったのよ。
いや、為替はお金と同等の価値のあるものだから再発行はできないですよ、と説明したんだけど、お客さんは納得してくれないのね。

「じゃああなたの会社はキャンペーンなのにお金払わないってこと？」
「いえ、為替はお金代わりのものだから弊社はすでにお客様に支払っていることになります」
「よくわからないんだけど」
「為替というのはまず渡す側、今回の場合弊社が郵便局に行ってお金を支払って受け取るんです。
それをそのままお客様にお渡しするのでそれはお金と同じです。それを換金していただくんです」
「どこの郵便局で受け取るかわからないのに？」
「郵便局全てに通用するので大丈夫です」
「それってじゃあなくしてしまったら郵便局が丸儲けっていうこと？」
「まあ、簡単に言うとそんな感じです」
「じゃああきらめるしかないのね」
「すみませんが見つけてください」
「受付番号はわからないの？」
「そういう性質のものじゃないので。為替自体に番号が無いです。弊社で番号をふっていたとしてもそれが払い戻しされているかどうかの確認ができないので」
「そうなの・・・わかりました」

といううやり取りなんですけどね。
まあ普通の人って為替なんか使わないだろな・・・・・・と重いながら説明してました。
ヲじゃないリーダーが感心してくれたけどヲのリーダーに話したらにやにやしてました。

なんていうかさぁ、こうやってヲ知識が生活に役立つことってあるんだなぁとしみじみ思った。
その後なんだか脱力したよ。